古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1160番

枕だに

和泉式部(いずみしきぶ)

枕さえ知らないので、言うまい。見たままに、あなたは語らないで、春の夜の夢を。

作者
和泉式部
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2枕まくら枕まくらまくらだにだにだに初句
  3. 3知し知ししらねばいはじらねばいはじらねばいわじ二句
  4. 4見み見みみしまゝにしまゝにしままに三句
  5. 5君きみ君きみきみ語かた語かたかたるなよるなよるなよ四句
  6. 6春はる春はるはるののの夜よ夜よよののの夢ゆめ夢ゆめゆめ結句

引用の仕方

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現代語訳

枕さえ知らないので、言うまい。見たままに、あなたは語らないで、春の夜の夢を。

意訳

枕さえ知らないのだから、私からは誰にも言いません。春の夜の夢のようだった逢瀬を、あなたも見たままに人に語らないでください。

語釈・文法注

和歌

作者
和泉式部(いずみしきぶ) 978?–?
大江雅致の娘。和泉守橘道貞の妻となり、のち冷泉天皇の皇子為尊親王・敦道親王との恋で知られる。中宮彰子に仕えた。情熱的な恋の歌が多く、『和泉式部日記』がある。娘は小式部内侍。
出典
『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1160番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

二句切れ
二句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

和泉式部の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、212頁(コマ116)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日