古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1172番

朝露の

源周子(みなもとのしゅうし)

朝露の置いた空のように、起きて別れた時の気持ちもわかりません。消え入るような心の惑いで。

作者
更衣源周子(源周子)
  1. 1御おほん御おほんおおんかへしかへしかえし詞書
  2. 2朝露あさつゆ朝露あさつゆあさつゆののの初句
  3. 3おきつるおきつるおきつる空そら空そらそらももも二句
  4. 4おもほえずおもほえずおもおえず三句
  5. 5消き消ききえかへりつるえかへりつるえかえりつる四句
  6. 6心こころ心こころこころまどひにまどひにまどいに結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕お返し。

朝露の置いた空のように、起きて別れた時の気持ちもわかりません。消え入るような心の惑いで。

意訳

お別れの朝、どうやって起きたのかさえ覚えていません。消え入るように心が乱れていて。

語釈・文法注

和歌

作者
源周子(みなもとのしゅうし) ?–935
源唱の娘。醍醐天皇の更衣で、源高明の母。近江更衣と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1172番
歌体
短歌
状況
詞書「御かへし」(お返し)。

解説

更衣源周子の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、214頁(コマ117)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日