古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 963番

誰となき

藤原業清(ふじわらのなりきよ)

誰ということもない宿の夕べを約束として、変わる主人を、幾夜訪ねるのだろう。

作者
藤原業淸(藤原業清)
  1. 1旅たび旅たびたびののの歌うた歌うたうたとてとてとて詞書
  2. 2誰たれ誰たれたれとなきとなきとなき初句
  3. 3宿やど宿やどやどののの夕ゆふべ夕ゆふべゆうべををを二句
  4. 4契ちぎ契ちぎちぎりにてりにてりにて三句
  5. 5かはるあるじかはるあるじかわるあるじををを四句
  6. 6幾いく幾いくいく夜よ夜よよとととふらむふらむうらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕旅の歌として。

誰ということもない宿の夕べを約束として、変わる主人を、幾夜訪ねるのだろう。

意訳

旅の宿は誰の家とも決まっていない。夕方ごとにその日の宿を頼んで、毎夜違う主人を、もう幾夜訪ねたことだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原業清(ふじわらのなりきよ) 生没年未詳(十二世紀末〜十三世紀初め)
後鳥羽院の時代の歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・963番
歌体
短歌
状況
詞書「旅の歌とて」(旅の歌として)。

解説

業清の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、176頁(コマ98)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日