古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1529番

すみなれし

和泉式部(いずみしきぶ)

住み慣れた人の影もない私の家に、有明の月が、幾夜ということもなく。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
和泉式部
  1. 1すみなれしすみなれしすみなれし初句
  2. 2人ひと人ひとひと影かげ影かげかげもせぬもせぬもせぬ二句
  3. 3わがわがわが宿やど宿やどやどににに三句
  4. 4有明ありあけ有明ありあけありあけののの月つき月つきつきははは四句
  5. 5幾いく幾いくいく夜よ夜よよともなくともなくともなく結句

引用の仕方

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現代語訳

住み慣れた人の影もない私の家に、有明の月が、幾夜ということもなく。

意訳

住み慣れたあの人の影も見えない私の家に、有明の月だけが、幾夜も変わらず差しこんでくる。

語釈・文法注

和歌

作者
和泉式部(いずみしきぶ) 978?–?
大江雅致の娘。和泉守橘道貞の妻となり、のち冷泉天皇の皇子為尊親王・敦道親王との恋で知られる。中宮彰子に仕えた。情熱的な恋の歌が多く、『和泉式部日記』がある。娘は小式部内侍。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1529番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

和泉式部の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、280頁(コマ150)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日