古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1450番

昔見し

清原深養父(きよはらのふかやぶ)

昔見た春は昔の春のままなのに、わが身ひとつが昔のようではないことだ。

作者
淸原深養父(清原深養父)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2昔むかし昔むかしむかし見み見みみししし初句
  3. 3春はる春はるはるはははむかしのむかしのむかしの二句
  4. 4春はる春はるはるながらながらながら三句
  5. 5我身わがみ我身わがみわがみひとつのひとつのひとつの四句
  6. 6あらずもあるかなあらずもあるかなあらずもあるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

昔見た春は昔の春のままなのに、わが身ひとつが昔のようではないことだ。

意訳

昔見た春の景色は、今も昔と同じ春のままだ。わが身ひとつだけが、昔のようではなくなってしまった。

語釈・文法注

和歌

作者
清原深養父(きよはらのふかやぶ) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
清少納言の曽祖父、清原元輔の祖父。琴の名手で、『古今和歌集』の時代の歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1450番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

深養父の歌。業平の「月やあらぬ」をふまえる。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、263頁(コマ141)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日