古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1445番

色香をば

花山院(かざんいん)

色や香りは心にかけず、梅の花を、無常の世になぞらえて見る。

作者
花山院御歌(花山院)
  1. 1梅うめ梅うめうめののの花はな花はなはなををを見み見みみたまひてたまひてたまいて詞書
  2. 2色香いろか色香いろかいろかをばをばをば初句
  3. 3思おも思おもおもひもひもいも入い入いいれずれずれず二句
  4. 4梅うめ梅うめうめののの花はな花はなはな三句
  5. 5常つね常つねつねならぬならぬならぬ世よ世よよににに四句
  6. 6よそへてぞよそへてぞよそえてぞ見み見みみるるる結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕梅の花をご覧になって。

色や香りは心にかけず、梅の花を、無常の世になぞらえて見る。

意訳

梅の花を見ても、その色や香りには心を留めない。いつかは散ってしまうものとして、無常の世になぞらえて見ている。

語釈・文法注

和歌

作者
花山院(かざんいん) 968–1008
第六十五代天皇。冷泉天皇の皇子。在位二年で出家した。和歌を好み、『拾遺和歌集』の撰集に関わったとされる。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1445番
歌体
短歌
状況
詞書「梅の花を見たまひて」(梅の花をご覧になって)。

解説

花山院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、262頁(コマ141)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日