新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1086番
知るらめや
知っているだろうか。木の葉が降り敷く谷水が岩間から漏れるように、ひそかに漏らす私の心の底を。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕「忍恋」の心を。
知っているだろうか。木の葉が降り敷く谷水が岩間から漏れるように、ひそかに漏らす私の心の底を。
意訳
あの人は知っているだろうか。木の葉に覆われた谷水が岩の間からわずかに漏れ出るように、私がひそかに漏らしている心の底を。
語釈・文法注
- らめや
- 〜だろうか、いや〜ないだろう。
和歌
- 作者
- 藤原頼実(ふじわらのよりざね) 1155–1225
藤原経宗の子。太政大臣に至った。後鳥羽院の歌壇で正治百首などに出詠した。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1086番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「忍戀の心を」(「忍恋」の心を)。
修辞
- 初句切れ
- 初句切れ。
- 倒置
- 倒置。
解説
頼実の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、198頁(コマ109)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日