古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1019番

大空を

宇多天皇(うだてんのう)

大空を渡る春の日の光なのだろうか。よそごとのようにして、のどかでいるのだろう。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
亭子院御歌(宇多天皇)
  1. 1大空おほぞら大空おほぞらおおぞらををを初句
  2. 2わたるわたるわたる春はる春はるはる日ひ日ひひののの二句
  3. 3影かげ影かげかげなれやなれやなれや三句
  4. 4よそにのみしてよそにのみしてよそにのみして四句
  5. 5のどけかるらむのどけかるらむのどけかるらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

大空を渡る春の日の光なのだろうか。よそごとのようにして、のどかでいるのだろう。

意訳

あの人は、大空を渡る春の日の光なのだろうか。私の思いをよそに、ただのどかにしているようだ。

語釈・文法注

なれや
〜なのだろうか。

和歌

作者
宇多天皇(うだてんのう) 867–931
第五十九代天皇。光孝天皇の皇子。菅原道真を重用し、譲位後は出家して亭子院・寛平法皇と呼ばれた。歌合を多く催した。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1019番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

宇多天皇の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、186頁(コマ103)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日