新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1543番
有明の
有明の月のほかに、誰を山路の友として約束しておこうか。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕出家しようと思い立ったころ、月を見て詠んだ歌。
有明の月のほかに、誰を山路の友として約束しておこうか。
意訳
世を捨てて山に入るとき、有明の月のほかに、誰を山路の友と頼めばよいのだろう。
語釈・文法注
- かは
- 反語。
和歌
- 作者
- 寂超(じゃくちょう) 生没年未詳(十二世紀)
俗名藤原為経。美福門院加賀の最初の夫で、隆信の父。大原の三寂の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1543番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「世をそむきなむと思ひ立ちける頃、月を見てよめる」(出家しようと思い立ったころ、月を見て詠んだ歌)。
解説
寂超の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、282頁(コマ151)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日