新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1165番
かりそめに
かりそめに伏見の野辺で草枕をして、露がかかったと、人に語らないでくれ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
かりそめに伏見の野辺で草枕をして、露がかかったと、人に語らないでくれ。
意訳
かりそめに伏見の野で共に旅寝をしたことを、露に濡れたなどと、人に語らないでください。
語釈・文法注
- ふしみ
- 「伏し見」と「伏見」を掛ける。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1165番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「題しらす」。
修辞
- 掛詞
- 「ふし」に「伏し」と「伏見」。
解説
作者未詳。底本は第四句を「露かゝりきと」とするが、「露けかりきと」とする本もある。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、213頁(コマ116)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日