新古今和歌集 巻第二 春歌下 146番
惜しめども
どんなに惜しんでも散りはててしまったので、桜の花は、今はただ梢を眺めるばかりだ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
どんなに惜しんでも散りはててしまったので、桜の花は、今はただ梢を眺めるばかりだ。
意訳
いくら惜しんでも、桜はすっかり散ってしまった。今はもう、花のなくなった梢をむなしく眺めているばかりだ。
語釈・文法注
- 惜しめども
- 惜しんでも。
- 散りはてぬれば
- すっかり散ってしまったので。
和歌
- 作者
- 後白河院(ごしらかわいん) 1127–1192
第七十七代天皇。譲位後、五代の天皇にわたって院政を行った。今様を愛好し、歌謡集『梁塵秘抄』を編んだ。藤原俊成に『千載和歌集』の撰集を命じた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第二・春歌下・146番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
後白河院の歌。今様を愛好し、『梁塵秘抄』を編んだ院の和歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、26頁(コマ23)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日