古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 614番

冬の夜の

後鳥羽院(ごとばいん)

冬の夜の長さを過ごす袖は濡れてしまった。明け方の四方から吹く嵐に。

作者
太上天皇(後鳥羽院)
  1. 1冬ふゆ冬ふゆふゆののの歌うた歌うたうたののの中なか中なかなかににに詞書
  2. 2冬ふゆ冬ふゆふゆののの夜よ夜よよののの初句
  3. 3長なが長ながながきききををを送おく送おくおくるるる二句
  4. 4袖そで袖そでそで濡ぬ濡ぬぬれぬれぬれぬ三句
  5. 5曉あかつき曉あかつきあかつきがたのがたのがたの四句
  6. 6四方よも四方よもよもののの嵐あらし嵐あらしあらしににに結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕冬の歌の中で。

冬の夜の長さを過ごす袖は濡れてしまった。明け方の四方から吹く嵐に。

意訳

長い冬の夜を眠れずに過ごしていると、明け方、四方から吹く嵐の音にさそわれて、袖は涙で濡れてしまった。

語釈・文法注

四方の嵐
四方から吹く嵐。

和歌

作者
後鳥羽院(ごとばいん) 1180–1239
第八十二代天皇。譲位後に院政を行い、和歌所を置いて『新古今和歌集』の撰集を命じ、自らも撰歌と切継に深く関わった。承久の乱(1221)に敗れて隠岐に配流され、配所でも集の精選(隠岐本)を続けた。『新古今和歌集』では「太上天皇」と記され、三十三首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・614番
歌体
短歌
状況
詞書「冬の歌の中に」(冬の歌の中で)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

後鳥羽院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、108頁(コマ64)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日