古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1789番

何とかや

皇嘉門院(こうかもんいん)

何といったか、壁に生えるという草の名よ。それにも似たわが身であることだ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
皇嘉門院
  1. 1何なに何なになにとかやとかやとかや初句
  2. 2壁かべ壁かべかべににに生お生おおふなるふなるうなる二句
  3. 3草くさ草くさくさののの名な名ななよよよ三句
  4. 4それにもたぐふそれにもたぐふそれにもたぐう四句
  5. 5我わ我わわががが身み身みみなりけりなりけりなりけり結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

何といったか、壁に生えるという草の名よ。それにも似たわが身であることだ。

意訳

壁に生えるという草の名は何といったか。その名のとおり、いつまでも身の定まらない私なのだった。

語釈・文法注

壁に生ふなる草
イツマデグサ(キヅタ)。「いつまで」を思わせる。

和歌

作者
皇嘉門院(こうかもんいん) 1122–1181
藤原聖子。藤原忠通の娘。崇徳天皇の中宮。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1789番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

皇嘉門院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、329頁(コマ174)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日