古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 309番

手もたゆく

相模(さがみ)

手もだるくなるほど使い慣れた扇の置き場所も忘れるほどに、秋風が吹いている。

作者
相模
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2手て手ててもたゆくもたゆくもたゆく初句
  3. 3ならすならすならす扇あふぎ扇あふぎおうぎののの二句
  4. 4おきおきおき所どころ所どころどころ三句
  5. 5忘わす忘わすわするばかりにるばかりにるばかりに四句
  6. 6秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜぞふくぞふくぞふく結句

引用の仕方

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現代語訳

手もだるくなるほど使い慣れた扇の置き場所も忘れるほどに、秋風が吹いている。

意訳

夏の間は手がだるくなるほど扇であおいでいたのに、秋風が吹いて涼しくなると、その扇をどこに置いたかも忘れてしまう。

語釈・文法注

たゆく
だるく。

和歌

作者
相模(さがみ) 生没年未詳(十一世紀)
相模守大江公資の妻だったことから相模と呼ばれた。のち一条天皇の皇女脩子内親王に仕えた。歌合で活躍した女房歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・309番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

相模の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、55頁(コマ37)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日