古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 355番

秋風の

藤原基俊(ふじわらのもととし)

秋風がやや肌寒く吹くのにつれて、荻の上葉の音が悲しく聞こえる。

作者
藤原基俊
  1. 1堀川院ほりかはのゐん堀川院ほりかはのゐんほりかわのいんににに百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりけるりけるりける時とき時ときとき詞書
  2. 2秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜののの初句
  3. 3やゝやゝやや膚はだ膚はだはだ寒さむ寒さむさむくくく二句
  4. 4吹ふ吹ふふくなべにくなべにくなべに三句
  5. 5荻をぎ荻をぎおぎののの上葉うはば上葉うはばうわばののの四句
  6. 6音おと音おとおとぞかなしきぞかなしきぞかなしき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕堀河院に百首歌を献上しました時の歌。

秋風がやや肌寒く吹くのにつれて、荻の上葉の音が悲しく聞こえる。

意訳

秋風が少しずつ肌寒くなるにつれて、荻の上葉を鳴らす音も、いっそう悲しく聞こえてくる。

語釈・文法注

なべに
〜とともに。〜につれて。

和歌

作者
藤原基俊(ふじわらのもととし) 1060–1142
藤原俊家の子。官位は低かったが、歌壇の重鎮として源俊頼と並び称され、藤原俊成の師となった。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・355番
歌体
短歌
状況
詞書「堀川院に百首の歌奉りける時」(堀河院に百首歌を献上しました時の歌)。

解説

基俊の『堀河百首』の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、63頁(コマ41)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日