古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1276番

いま來むと

源通具(みなもとのみちとも)

すぐ行くと約束したことは夢のようだが、逢った夜に似ている有明の月よ。

詞書
「千五百番歌合に」(前の歌と同じ詞書)
作者
右衞門督通具(源通具)
  1. 1いまいまいま來こ來ここむとむとむと初句
  2. 2契ちぎ契ちぎちぎりしことりしことりしことははは二句
  3. 3夢ゆめ夢ゆめゆめながらながらながら三句
  4. 4見み見みみししし夜よ夜よよににに似に似ににたるたるたる四句
  5. 5有明ありあけ有明ありあけありあけののの月つき月つきつき結句

引用の仕方

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現代語訳

すぐ行くと約束したことは夢のようだが、逢った夜に似ている有明の月よ。

意訳

すぐに行くと約束してくれたことは夢のように消えてしまったが、有明の月だけは、逢ったあの夜と同じように照っている。

語釈・文法注

和歌

作者
源通具(みなもとのみちとも) 1171–1227
内大臣源通親の子。大納言に至った。『新古今和歌集』の撰者の一人で、撰者名の筆頭に挙がる。妻は歌人の俊成女。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1276番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

通具の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、233頁(コマ126)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日