古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 668番

音羽山

高倉院(たかくらいん)

音羽山をはっきりと見せる白雪の明るさを、夜が明けたと告げる鶏の声よ。

作者
高倉院御歌(高倉院)
  1. 1うへのをのこどもうへのをのこどもうえのおのこども、、、曉望山雪あかつきにやまのゆきをのぞむ曉望山雪あかつきにやまのゆきをのぞむあかつきにやまのゆきおのぞむといへるといへるといえる心こころ心こころこころをををつかうまつりけるにつかうまつりけるにつこうまつりけるに詞書
  2. 2音羽山おとはやま音羽山おとはやまおとわやま初句
  3. 3さやかにさやかにさやかに見み見みみするするする二句
  4. 4白雪しらゆき白雪しらゆきしらゆきををを三句
  5. 5あけぬとあけぬとあけぬと告つ告つつぐるぐるぐる四句
  6. 6鳥とり鳥とりとりののの聲こゑ聲こゑこえかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕殿上人たちが「暁望山雪(暁に山の雪を望む)」という題で歌をお詠みした時の歌。

音羽山をはっきりと見せる白雪の明るさを、夜が明けたと告げる鶏の声よ。

意訳

音羽山の雪の白さが、夜明け前なのに山をはっきりと見せている。その明るさを夜明けとまちがえて、鶏が鳴いている。

語釈・文法注

音羽山
山城国と近江国の境の山。

和歌

作者
高倉院(たかくらいん) 1161–1181
第八十代天皇。後白河天皇の皇子で、母は平滋子(建春門院)。中宮は平清盛の娘徳子。後鳥羽院の父。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・668番
歌体
短歌
状況
詞書「うへのをのこども、曉望山雪といへる心をつかうまつりけるに」(殿上人たちが「暁望山雪(暁に山の雪を望む)」という題で歌をお詠みした時の歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

高倉院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、116〜117頁(コマ68)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日