新古今和歌集 巻第五 秋歌下 546番
打ちむれて
群がって散る紅葉を尋ねて行くと、山道を通って、秋は去っていったのだった。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕紅葉を見に出かけて、詠みました歌。
群がって散る紅葉を尋ねて行くと、山道を通って、秋は去っていったのだった。
意訳
連れ立って散っていく紅葉の行方を尋ねてみると、秋は山道を通って去っていったのだとわかった。
語釈・文法注
- 打ちむれて
- 連れ立って。
和歌
- 作者
- 藤原公任(ふじわらのきんとう) 966–1041
関白藤原頼忠の子。大納言に至った。和歌・漢詩・管絃にすぐれ、『和漢朗詠集』を編み、『拾遺抄』『三十六人撰』を撰んだ。歌論書『新撰髄脳』がある。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・546番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「紅葉見にまかりて、よみ侍りける」(紅葉を見に出かけて、詠みました歌)。
修辞
- 係り結び
- 「山路よりこそ秋は行きけれ」。
解説
作者の公任は藤原公任。博学多才で、百人一首55番の作者。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、95頁(コマ57)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日