古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1634番

立ち出でて

寂蓮法師(じゃくれんほうし)

出かけて薪を折ってきた片岡が、深い山路となってしまったことだ。

作者
寂蓮法師
  1. 1山家送年さんかにとしをおくる山家送年さんかにとしをおくるさんかにとしおおくるといへるといへるといえる心こころ心こころこころをををよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2立た立たたちちち出い出いいでてでてでて初句
  3. 3つまつまつま木ぎ木ぎぎ折を折をおりりり來こ來ここししし二句
  4. 4片岡かたをか片岡かたをかかたおかののの三句
  5. 5深ふか深ふかふかききき山路やまぢ山路やまぢやまじととと四句
  6. 6なりにけるかななりにけるかななりにけるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕「山家送年(山家に年を送る)」という心を詠みました歌。

出かけて薪を折ってきた片岡が、深い山路となってしまったことだ。

意訳

庵を出て薪を折りに通った片岡も、年を重ねるうちに木が茂り、深い山路になってしまった。

語釈・文法注

爪木
薪。

和歌

作者
寂蓮法師(じゃくれんほうし) 1139?–1202
俗名は藤原定長。藤原俊成の甥で養子となったが、定家が生まれると出家した。『新古今和歌集』の撰者に選ばれたが、完成前に没した。「三夕の歌」の一首「さびしさはその色としもなかりけり」で知られる。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1634番
歌体
短歌
状況
詞書「山家送年といへる心をよみ侍りける」(「山家送年(山家に年を送る)」という心を詠みました歌)。

解説

寂蓮の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、300頁(コマ160)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日