古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1635番

奧山の

後鳥羽院(ごとばいん)

奥山の茨の下も踏み分けて、正しい道のある世だと人に知らせよう。

作者
太上天皇(後鳥羽院)
  1. 1住吉すみよし住吉すみよしすみよしののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに、、、山やま山やまやまををを詞書
  2. 2奧山おくやま奧山おくやまおくやまののの初句
  3. 3おどろがおどろがおどろが下した下したしたももも二句
  4. 4踏ふ踏ふふみわけてみわけてみわけて三句
  5. 5道みち道みちみちあるあるある世よ世よよぞとぞとぞと四句
  6. 6人ひと人ひとひとににに知し知ししらせむらせむらせむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕住吉社の歌合で、山を。

奥山の茨の下も踏み分けて、正しい道のある世だと人に知らせよう。

意訳

奥山の茨の茂みの下までも踏み分けて、この世には正しい道が通っているのだと、人々に知らせよう。

語釈・文法注

おどろ
茨などが茂ったところ。

和歌

作者
後鳥羽院(ごとばいん) 1180–1239
第八十二代天皇。譲位後に院政を行い、和歌所を置いて『新古今和歌集』の撰集を命じ、自らも撰歌と切継に深く関わった。承久の乱(1221)に敗れて隠岐に配流され、配所でも集の精選(隠岐本)を続けた。『新古今和歌集』では「太上天皇」と記され、三十三首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1635番
歌体
短歌
状況
詞書「住吉の歌合に、山を」(住吉社の歌合で、山を)。

解説

後鳥羽院の歌。為政者としての抱負を詠んだもの。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、300頁(コマ160)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日