古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 716番

千歲ふる

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

千年を経た尾上の松は、秋風の音こそ変わるが、色は変わらない。

作者
躬恒(凡河内躬恒)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2千歲ちとせ千歲ちとせちとせふるふるふる初句
  3. 3尾上をのへ尾上をのへおのえののの松まつ松まつまつははは二句
  4. 4秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜののの三句
  5. 5聲こゑ聲こゑこえこそかはれこそかはれこそかわれ四句
  6. 6色いろ色いろいろはははかはらずかはらずかわらず結句

引用の仕方

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現代語訳

千年を経た尾上の松は、秋風の音こそ変わるが、色は変わらない。

意訳

千年を経た山の頂の松は、秋になって吹く風の音こそ変わるが、その緑の色は少しも変わらない。

語釈・文法注

尾上
山の頂。
こそ〜かはれ
「こそ」の結びの已然形で、逆接で下に続く。

和歌

作者
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・716番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

対句的表現
対句的表現。

解説

躬恒の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、125頁(コマ72)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日