古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 294番

あはれまた

源通具(みなもとのみちとも)

ああ、また、どのようにこらえたらよいのだろうか、袖の涙の露を。野原の風に、秋はやって来たことだ。

詞書
「千五百番歌合に」(前の歌と同じ詞書)
作者
右衛門督通具(源通具)
  1. 1あはれまたあはれまたあわれまた初句
  2. 2いかにいかにいかに偲しの偲しのしのばむばむばむ二句
  3. 3袖そで袖そでそでののの露つゆ露つゆつゆ三句
  4. 4野の野のの原はら原はらはらののの風かぜ風かぜかぜににに四句
  5. 5秋あき秋あきあきははは來き來ききにけりにけりにけり結句

引用の仕方

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現代語訳

ああ、また、どのようにこらえたらよいのだろうか、袖の涙の露を。野原の風に、秋はやって来たことだ。

意訳

野原を吹く風に秋の訪れを感じると、また涙がこぼれる。この袖の涙を、どうやってこらえればよいのだろう。

語釈・文法注

偲ばむ
こらえよう。
袖の露
涙のたとえ。

和歌

作者
源通具(みなもとのみちとも) 1171–1227
内大臣源通親の子。大納言に至った。『新古今和歌集』の撰者の一人で、撰者名の筆頭に挙がる。妻は歌人の俊成女。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・294番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合に詠んだ歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

通具の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、52頁(コマ36)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日