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新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1935番

奥山に

藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね)

奥山で独りでつらい世を悟った。無常な色を風の中に眺めて。

作者
攝政太政大臣(藤原良経(後京極摂政))
  1. 1家いへ家いへいえににに百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうたよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける時とき時ときとき、、、十界じつかい十界じつかいじっかいののの心こころ心こころこころをををよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに、、、緣覺えんがく緣覺えんがくえんがくののの心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2奥山おくやま奥山おくやまおくやまににに初句
  3. 3獨ひとり獨ひとりひとりうきうきうき世よ世よよははは二句
  4. 4さとりにきさとりにきさとりにき三句
  5. 5常つね常つねつねなきなきなき色いろ色いろいろををを四句
  6. 6風かぜ風かぜかぜにながめてにながめてにながめて結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕家で百首の歌を詠みました時、十界の心を詠みました中の、縁覚の心を。

奥山で独りでつらい世を悟った。無常な色を風の中に眺めて。

意訳

奥山で一人、散る花や紅葉が風に吹かれるのを眺めて、この世の無常を悟ったのだ。

語釈・文法注

緣覺
師なしに独りで悟る者。

和歌

作者
藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね) 1169–1206
九条兼実の子。摂政・太政大臣に至った。『新古今和歌集』の仮名序を書き、和歌所の寄人の筆頭として撰集を主導した。叔父の慈円や藤原定家ら御子左家の歌人を庇護し、清新で格調の高い歌を詠んだ。書にもすぐれ、後京極流の祖とされる。『新古今和歌集』に七十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1935番
歌体
短歌
状況
詞書「家に百首の歌よみ侍りける時、十界の心をよみ侍りけるに、緣覺の心を」(家で百首の歌を詠みました時、十界の心を詠みました中の、縁覚の心を)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

良経の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、358頁(コマ189)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日