古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1237番

別れては

藤原伊尹(ふじわらのこれただ)

別れてからは昨日今日を隔てただけなのに、千年も経たような心地ばかりがする。

作者
謙德公(藤原伊尹)
  1. 1恨うら恨うらうらむるむるむる事こと事ことこと侍はべ侍はべはべりてりてりて、、、更さら更さらさらにまうでにまうでにもうで來こ來ここじとじとじと盟語ちかひごと盟語ちかひごとちかいごとしてしてして、、、二ふた二ふたふた日ひ日ひひばかりありてつかはしけるばかりありてつかはしけるばかりありてつかわしける詞書
  2. 2別わか別わかわかれてれてれてははは初句
  3. 3昨日きのふ昨日きのふきのう今日けふ今日けふきょうこそこそこそ二句
  4. 4隔へだ隔へだへだてつれてつれてつれ三句
  5. 5千世ちよ千世ちよちよしもしもしも經へ經へへたるたるたる四句
  6. 6心地ここち心地ここちここちのみするのみするのみする結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕恨むことがあって、もう二度と来ないと誓って、二日ほどたって贈った歌。

別れてからは昨日今日を隔てただけなのに、千年も経たような心地ばかりがする。

意訳

別れてから、まだ昨日今日の二日しかたっていない。それなのに、もう千年も過ぎたような気がしてならない。

語釈・文法注

盟語
誓いの言葉。

和歌

作者
藤原伊尹(ふじわらのこれただ) 924–972
藤原師輔の子。摂政・太政大臣に至った。諡は謙徳公。和歌所の別当として『後撰和歌集』の撰集に関わった。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1237番
歌体
短歌
状況
詞書「恨むる事侍りて、更にまうで來じと盟語して、二日ばかりありてつかはしける」(恨むことがあって、もう二度と来ないと誓って、二日ほどたって贈った歌)。

解説

伊尹の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、226頁(コマ123)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日