古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 467番

庭の面に

藤原基俊(ふじわらのもととし)

庭の面に茂る蓬にかこつけて、思うままに置いている露であることよ。

作者
藤原基俊
  1. 1閑庭露滋かんていつゆしげし閑庭露滋かんていつゆしげしかんていつゆしげしといふことといふことということををを詞書
  2. 2庭には庭にはにわののの面おも面おもおもににに初句
  3. 3しげるしげるしげる蓬よもぎ蓬よもぎよもぎににに二句
  4. 4ことよせてことよせてことよせて三句
  5. 5心こころ心こころこころのまゝにのまゝにのままに四句
  6. 6おけるおけるおける露つゆ露つゆつゆかなかなかな結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕「閑庭の露滋し」という題で詠んだ歌。

庭の面に茂る蓬にかこつけて、思うままに置いている露であることよ。

意訳

人の訪れのない静かな庭に蓬が茂っている。露はその蓬を口実に、思う存分置いている。

語釈・文法注

ことよせて
かこつけて。

和歌

作者
藤原基俊(ふじわらのもととし) 1060–1142
藤原俊家の子。官位は低かったが、歌壇の重鎮として源俊頼と並び称され、藤原俊成の師となった。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・467番
歌体
短歌
状況
詞書「閑庭露滋といふことを」(「閑庭の露滋し」という題で詠んだ歌)。

解説

基俊の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、82頁(コマ51)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日