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新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1128番

たのめおきし

藤原忠良(ふじわらのただよし)

頼みにさせておいた浅茅の露に秋がかかって、木の葉の降り敷く宿の通い路よ。

作者
前大言忠良(藤原忠良)
  1. 1五十首ごじつしゆ五十首ごじつしゆごじっしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりしりしりし時とき時ときとき詞書
  2. 2たのめおきしたのめおきしたのめおきし初句
  3. 3淺茅あさぢ淺茅あさぢあさじががが露つゆ露つゆつゆににに二句
  4. 4秋あき秋あきあきかけてかけてかけて三句
  5. 5木こ木ここののの葉は葉ははふりしくふりしくふりしく四句
  6. 6宿やど宿やどやどののの通路かよひぢ通路かよひぢかよいじ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕五十首歌を献上した時の歌。

頼みにさせておいた浅茅の露に秋がかかって、木の葉の降り敷く宿の通い路よ。

意訳

あの人が来ると約束しておいた浅茅の露の道も、秋になって、今は木の葉が降り敷いている。誰も通わない宿の通い路よ。

語釈・文法注

通路
通い路。

和歌

作者
藤原忠良(ふじわらのただよし) 1164–1225
藤原基実の子。大納言に至った。後鳥羽院の歌壇で千五百番歌合などに出詠した。
出典
『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1128番
歌体
短歌
状況
詞書「五十首の歌奉りし時」(五十首歌を献上した時の歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

忠良の歌。底本は作者名を「前大言忠良」と刷る。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、205頁(コマ112)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日