古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 318番

棚織の

藤原高遠(ふじわらのたかとお)

織女の天の羽衣を重ねて寝る夜は、涼しい秋風が吹いている。

作者
太宰大貳高遠(藤原高遠)
  1. 1七夕たなばた七夕たなばたたなばたののの歌うた歌うたうたとてよみとてよみとてよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2棚織たなばた棚織たなばたたなばたののの初句
  3. 3天あま天あまあまののの羽は羽はは衣ごろも衣ごろもごろも二句
  4. 4うちかさねうちかさねうちかさね三句
  5. 5寢ぬ寢ぬぬるるる夜よ夜よよ涼すず涼すずすずしきしきしき四句
  6. 6秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜぞぞぞ吹ふ吹ふふくくく結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕七夕の歌として詠みました歌。

織女の天の羽衣を重ねて寝る夜は、涼しい秋風が吹いている。

意訳

七夕の夜、織女は天の羽衣を彦星と重ねて共寝をする。その夜に涼しい秋風が吹きわたっている。

語釈・文法注

棚織
織女。たなばた。

和歌

作者
藤原高遠(ふじわらのたかとお) 949–1013
藤原実頼の孫で、藤原公任の従兄。大宰大弐となって筑紫に下った。和歌と管絃にすぐれた。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・318番
歌体
短歌
状況
詞書「七夕の歌とてよみ侍りける」(七夕の歌として詠みました歌)。

解説

高遠の歌。底本は初句を「棚織の」と書く。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、56頁(コマ38)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日