古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1638番

我ながら

藤原有家(ふじわらのありいえ)

我ながらもの思いをしているのかと思うほどに、袖に時雨れる庭の松風よ。

作者
有家朝臣(藤原有家)
  1. 1春日社かすがのやしろ春日社かすがのやしろかすがのやしろののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに、、、松まつ松まつまつ風かぜ風かぜかぜといへることといへることといえることををを詞書
  2. 2我われ我われわれながらながらながら初句
  3. 3思おも思おもおもふかふかうか物もの物ものものををを二句
  4. 4とばかりにとばかりにとばかりに三句
  5. 5袖そで袖そでそでにしぐるゝにしぐるゝにしぐるる四句
  6. 6庭には庭にはにわののの松まつ松まつまつ風かぜ風かぜかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕春日社の歌合で、「松風」という題を。

我ながらもの思いをしているのかと思うほどに、袖に時雨れる庭の松風よ。

意訳

我ながらもの思いをしているのかと思うほど、庭の松風が時雨のように音を立てて、袖を涙で濡らす。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原有家(ふじわらのありいえ) 1155–1216
藤原重家の子で、六条藤家の歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。大蔵卿に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1638番
歌体
短歌
状況
詞書「春日社の歌合に、松風といへることを」(春日社の歌合で、「松風」という題を)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

有家の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、301頁(コマ160)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日