古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1228番

何か厭ふ

殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ)

どうして厭うのか。どうせ生き長らえはしないだろう。そんなにまで、つらさに耐えられる命であろうか。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
殷富門院大輔
  1. 1何なに何なになにかかか厭いと厭いといとふふう初句
  2. 2よもよもよも長なが長ながながらへじらへじらえじ二句
  3. 3さのみやはさのみやはさのみやは三句
  4. 4憂う憂ううきにきにきに堪た堪たたへたるへたるえたる四句
  5. 5命いのち命いのちいのちなるべきなるべきなるべき結句

引用の仕方

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現代語訳

どうして厭うのか。どうせ生き長らえはしないだろう。そんなにまで、つらさに耐えられる命であろうか。

意訳

どうしてそんなに私を嫌うのですか。どうせ長くは生きられないでしょう。そんなにつらさに耐え続けられる命ではないのですから。

語釈・文法注

さのみやは
そうばかりは〜か。

和歌

作者
殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ) 1131?–1200?
藤原信成の娘。後白河天皇の皇女殷富門院亮子内親王に仕えた女房。多作で知られ、「千首大輔」と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1228番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

初句切れ
初句切れ。
二句切れ
二句切れ。

解説

殷富門院大輔の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、224頁(コマ122)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日