古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第三 夏歌 228番

三島江の

源経信(みなもとのつねのぶ)

三島江の入江の真菰は、雨が降るといっそう萎れて、刈る人もいない。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
大納言經信(源経信)
  1. 1三島江みしまえ三島江みしまえみしまえののの初句
  2. 2入江いりえ入江いりえいりえののの眞菰まこも眞菰まこもまこも二句
  3. 3雨あめ雨あめあめふればふればふれば三句
  4. 4いとゞしをれていとゞしをれていとどしおれて四句
  5. 5苅か苅かかるるる人ひと人ひとひともなしもなしもなし結句

引用の仕方

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現代語訳

三島江の入江の真菰は、雨が降るといっそう萎れて、刈る人もいない。

意訳

五月雨が降り続いて、三島江の入江に生える真菰はますます萎れ、刈り取りに来る人もいない。

語釈・文法注

三島江
摂津国(大阪府)の淀川沿いの入り江。
眞菰
水辺に生える草。刈ってむしろなどにした。
いとゞ
いっそう。

和歌

作者
源経信(みなもとのつねのぶ) 1016–1097
源道方の子で、源俊頼の父。大納言に至り、大宰権帥として任地で没した。和歌・漢詩・管絃の三つにすぐれ、「三船の才」とたたえられた。
出典
『新古今和歌集』巻第三・夏歌・228番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

経信の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、41頁(コマ30)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日