新古今和歌集 巻第九 離別歌 874番
別れ路は
別れ路はいつも嘆きの絶えないものなのに、いっそう悲しい秋の夕暮れよ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕実方朝臣が陸奥の国へ下りました時に、餞別の宴をするといって詠みました歌。
別れ路はいつも嘆きの絶えないものなのに、いっそう悲しい秋の夕暮れよ。
意訳
別れというものは、いつも嘆きが絶えない。まして秋の夕暮れの別れは、いっそう悲しい。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 藤原隆家(ふじわらのたかいえ) 979–1044
藤原道隆の子で、伊周・中宮定子の弟。中納言に至った。大宰権帥のとき刀伊の入寇を撃退した。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第九・離別歌・874番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「實方朝臣、みちの國へ下り侍りけるに、餞すとてよみ侍りける」(実方朝臣が陸奥の国へ下りました時に、餞別の宴をするといって詠みました歌)。
修辞
- 体言止め
- 体言止め。
解説
隆家の歌。実方は長徳元年(995年)に陸奥守となった。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、159頁(コマ89)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日