古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第八 哀傷歌 815番

玉の緒の

藤原長家(ふじわらのながいえ)

命の長い例として引き合いに出される人も、亡くなってしまえば、露と変わらないことだ。

作者
權大納言長家(藤原長家)
  1. 1小野宮をののみや小野宮をののみやおののみや右大臣うだいじん右大臣うだいじんうだいじん身み身みみまかりぬとまかりぬとまかりぬと聞き聞きききてよめるきてよめるきてよめる詞書
  2. 2玉たま玉たまたまののの緒を緒をおののの初句
  3. 3長なが長ながながきためしにきためしにきためしに二句
  4. 4ひくひくひく人ひと人ひとひとももも三句
  5. 5消き消ききゆればゆればゆれば露つゆ露つゆつゆににに四句
  6. 6ことならぬかなことならぬかなことならぬかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕小野宮右大臣が亡くなったと聞いて詠んだ歌。

命の長い例として引き合いに出される人も、亡くなってしまえば、露と変わらないことだ。

意訳

長寿の手本として引き合いに出されるほどの人でも、亡くなってしまえば、はかない露と何も変わらない。

語釈・文法注

玉の緒
命。
小野宮右大臣
藤原実資。九十歳で没した。

和歌

作者
藤原長家(ふじわらのながいえ) 1005–1064
藤原道長の子。権大納言に至った。御子左家の祖で、藤原定家の曽祖父にあたる。
出典
『新古今和歌集』巻第八・哀傷歌・815番
歌体
短歌
状況
詞書「小野宮右大臣身まかりぬと聞きてよめる」(小野宮右大臣が亡くなったと聞いて詠んだ歌)。

修辞

縁語
「緒」「長き」「ひく」。

解説

長家の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、147頁(コマ83)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日