古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1735番

淺茅生を

藤原朝光(ふじわらのあさてる)

浅茅の生えた所を訪ねなかったら、忍ぶ草に思いを置いたという露を見たでしょうか。

作者
左大將朝光(藤原朝光)
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2淺茅生あさぢふ淺茅生あさぢふあさじうををを初句
  3. 3尋たづ尋たづたずねざりせばねざりせばねざりせば二句
  4. 4忍しの忍しのしのぶぶぶ草ぐさ草ぐさぐさ三句
  5. 5思おも思おもおもひおきけむひおきけむいおきけむ四句
  6. 6露つゆ露つゆつゆををを見み見みみましやましやましや結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

浅茅の生えた所を訪ねなかったら、忍ぶ草に思いを置いたという露を見たでしょうか。

意訳

あの荒れた宿を訪ねなかったら、あなたが忍ぶ草に寄せた思いの露を見ることもなかったでしょう。

語釈・文法注

浅茅生
浅茅の生えた荒れた所。

和歌

作者
藤原朝光(ふじわらのあさてる) 951–995
藤原兼通の子。大納言・左大将に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1735番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

解説

朝光の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、320頁(コマ170)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日