古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 667番

明けやらぬ

藤原範兼(ふじわらののりかね)

まだ明けきらない寝覚めの床に聞こえる、籬の竹が雪の重みで折れる音が。

作者
刑部卿範兼(藤原範兼)
  1. 1夜深聞雪よふかくゆきをきく夜深聞雪よふかくゆきをきくよふかくゆきおきくといふことといふことということををを詞書
  2. 2明あ明ああけやらぬけやらぬけやらぬ初句
  3. 3寢覺ねざめ寢覺ねざめねざめののの床とこ床とことこににに二句
  4. 4聞きこ聞きこきこゆなりゆなりゆなり三句
  5. 5籬まがき籬まがきまがきののの竹たけ竹たけたけののの四句
  6. 6雪ゆき雪ゆきゆきののの下した下したした折を折をおれれれ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕「夜深聞雪(夜更けに雪を聞く)」という題で。

まだ明けきらない寝覚めの床に聞こえる、籬の竹が雪の重みで折れる音が。

意訳

まだ夜の明けきらないうちに目が覚めた。床の中で聞こえるのは、垣根の竹が雪の重みで折れる音だ。

語釈・文法注

下折れ
雪の重みで枝などが折れること。

和歌

作者
藤原範兼(ふじわらののりかね) 1107–1165
藤原能兼の子。刑部卿に至った。学者として知られ、歌学書『和歌童蒙抄』や歌枕の書『五代集歌枕』を著した。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・667番
歌体
短歌
状況
詞書「夜深聞雪といふことを」(「夜深聞雪(夜更けに雪を聞く)」という題で)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。
体言止め
体言止め。

解説

範兼の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、116頁(コマ68)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日