古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 745番

八百日行く

藤原実定(ふじわらのさねさだ)

八百日もかかって行くほど長い浜の真砂を、わが君の御代の数として取ってほしい、沖の島守よ。

作者
後德大寺左大臣(藤原実定)
  1. 1百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうたよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2八百日やほか八百日やほかやおか行ゆ行ゆゆくくく初句
  3. 3濱はま濱はまはまののの眞砂まさご眞砂まさごまさごををを二句
  4. 4君きみ君きみきみががが代よ代よよののの三句
  5. 5數かず數かずかずにとらなむにとらなむにとらなむ四句
  6. 6沖おき沖おきおきつつつ島守しまもり島守しまもりしまもり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕百首歌を詠みました時に。

八百日もかかって行くほど長い浜の真砂を、わが君の御代の数として取ってほしい、沖の島守よ。

意訳

歩けば八百日もかかるほど長い浜辺の砂を、わが君の御代の年の数として数えとってほしい、沖の島の番人よ。

語釈・文法注

八百日行く
八百日もかかって行く。非常に長いこと。
島守
島の番人。

和歌

作者
藤原実定(ふじわらのさねさだ) 1139–1191
右大臣藤原公能の子で、藤原俊成の甥。左大臣に至った。後徳大寺左大臣と呼ばれる。管絃にもすぐれ、『平家物語』には福原遷都の後に旧都を訪ねる逸話がある。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・745番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌よみ侍りけるに」(百首歌を詠みました時に)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

実定の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、131頁(コマ75)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日