古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1384番

ぬる夢に

徽子女王(斎宮女御)(きしじょおう)

寝て見る夢に、現実のつらさも忘れて、心慰められる間がはかない。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
女御徽子女王(徽子女王(斎宮女御))
  1. 1ぬるぬるぬる夢ゆめ夢ゆめゆめににに初句
  2. 2現うつつ現うつつうつつのののうさもうさもうさも二句
  3. 3忘わす忘わすわすられてられてられて三句
  4. 4思おも思おもおもひひい慰なぐさ慰なぐさなぐさむむむ四句
  5. 5ほどぞはかなきほどぞはかなきほどぞはかなき結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

寝て見る夢に、現実のつらさも忘れて、心慰められる間がはかない。

意訳

寝て見る夢の中では現実のつらさも忘れて、心が慰められる。けれどもその間のなんとはかないことか。

語釈・文法注

和歌

作者
徽子女王(斎宮女御)(きしじょおう) 929–985
醍醐天皇の皇子重明親王の娘。伊勢の斎宮を務めたのち、村上天皇の女御となり、斎宮女御と呼ばれた。琴と和歌にすぐれた。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1384番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

徽子女王の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、251頁(コマ135)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日