新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1970番
逢ふ事を
逢うことをどこでと約束できようか。つらいわが身の行く方を知らないので。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕発心和歌集の歌、普門品、「種種諸悪趣」。
逢うことをどこでと約束できようか。つらいわが身の行く方を知らないので。
意訳
あなたにいつどこで逢おうと約束できるでしょう。罪深い私の身が、死後どの悪道へ行くのかもわからないのに。
語釈・文法注
- 發心和歌集
- 選子内親王の釈教歌集。
- 種々諸惡趣
- さまざまな悪道。
和歌
- 作者
- 選子内親王(せんしないしんのう) 964–1035
村上天皇の皇女。五代の天皇にわたって賀茂の斎院を務め、大斎院と呼ばれた。釈教歌集『発心和歌集』がある。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1970番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「發心和歌集の歌、普門品、種々諸惡趣」(発心和歌集の歌、普門品、「種種諸悪趣」)。
修辞
- 三句切れ
- 三句切れ。
- 倒置
- 倒置。
解説
選子内親王の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、365頁(コマ192)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日