新古今和歌集 巻第四 秋歌上 416番
宵の間に
宵のうちにそのまま寝てしまえる月であるならば、山の端に近いことでもの思いはしないだろうに。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
宵のうちにそのまま寝てしまえる月であるならば、山の端に近いことでもの思いはしないだろうに。
意訳
宵のうちに沈んでしまって、眠れる月ならよいのに。月が山の端に近づいて沈むのを惜しむもの思いなどしなくてすむだろう。
語釈・文法注
- さても
- そのまま。
和歌
- 作者
- 式子内親王(しょくしないしんのう) ?–1201
後白河天皇の皇女。賀茂の斎院を務めた。藤原俊成に和歌を学び、内に秘めた激しい情を静かな調べで詠んだ。『新古今和歌集』に女性歌人として最も多い四十九首が入る。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・416番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
式子内親王の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、73頁(コマ46)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日