新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1163番
今朝よりは
今朝からは、いっそう思いの火を焚き増して、嘆きの木を伐り積む逢坂の山よ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
今朝からは、いっそう思いの火を焚き増して、嘆きの木を伐り積む逢坂の山よ。
意訳
逢えた今朝からは、いっそう恋の思いの火が燃えさかる。嘆きの木を伐って積み重ねるように、逢坂の山で嘆きを重ねている。
語釈・文法注
- 思ひ
- 「火」を掛ける。
- なげき
- 「嘆き」と「投げ木(薪)」を掛ける。
和歌
- 作者
- 高倉院(たかくらいん) 1161–1181
第八十代天皇。後白河天皇の皇子で、母は平滋子(建春門院)。中宮は平清盛の娘徳子。後鳥羽院の父。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1163番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 掛詞
- 「ひ」に「思ひ」と「火」、「なげき」に「嘆き」と「投げ木」。
- 体言止め
- 体言止め。
解説
高倉院の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、212頁(コマ116)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日