古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1437番

山かげや

藤原有家(ふじわらのありいえ)

山陰よ、そうでなくても庭には人の跡もない。春が来たのだ、雪がまだらに消えている。

作者
藤原有家朝臣(藤原有家)
  1. 1土御門內大臣つちみかどのないだいじん土御門內大臣つちみかどのないだいじんつちみかどのないだいじんののの家いへ家いへいえににに、、、山家殘雪さんかのざんせつ山家殘雪さんかのざんせつさんかのざんせつといふといふという心こころ心こころこころをををよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2山やま山やまやまかげやかげやかげや初句
  3. 3さらでさらでさらでははは庭には庭にはにわににに二句
  4. 4跡あと跡あとあともなしもなしもなし三句
  5. 5春はる春はるはるぞぞぞ來き來ききにけるにけるにける四句
  6. 6雪ゆき雪ゆきゆきのむらのむらのむら消ぎ消ぎぎえええ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕土御門内大臣の家で、「山家残雪(山家の残雪)」という心を詠みました歌。

山陰よ、そうでなくても庭には人の跡もない。春が来たのだ、雪がまだらに消えている。

意訳

山陰の家は、雪がなくても人の訪れる跡もない。けれども庭の雪がまだらに消えて、春が来たことがわかる。

語釈・文法注

むら消え
まだらに消えること。

和歌

作者
藤原有家(ふじわらのありいえ) 1155–1216
藤原重家の子で、六条藤家の歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。大蔵卿に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1437番
歌体
短歌
状況
詞書「土御門內大臣の家に、山家殘雪といふ心をよみ侍りける」(土御門内大臣の家で、「山家残雪(山家の残雪)」という心を詠みました歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

有家の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、260頁(コマ140)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日