古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第八 哀傷歌 837番

なきあとの

西行法師(さいぎょうほうし)

亡き後の面影だけを身に添えて、さぞあなたは亡き人が恋しいことだろう。

作者
西行法師
  1. 1人ひと人ひとひとにおくれてなげきけるにおくれてなげきけるにおくれてなげきける人ひと人ひとひとにつかはしけるにつかはしけるにつかわしける詞書
  2. 2なきあとのなきあとのなきあとの初句
  3. 3俤おもかげ俤おもかげおもかげをををのみのみのみ二句
  4. 4身み身みみにそへてにそへてにそえて三句
  5. 5さこそはさこそはさこそは人ひと人ひとひとののの四句
  6. 6戀こ戀ここひしかるらめひしかるらめいしかるらめ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕人に先立たれて嘆いている人に贈った歌。

亡き後の面影だけを身に添えて、さぞあなたは亡き人が恋しいことだろう。

意訳

亡き人の面影ばかりがいつも身に寄り添って、さぞかしあなたは、その人が恋しくてならないことでしょう。

語釈・文法注

俤
面影。

和歌

作者
西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第八・哀傷歌・837番
歌体
短歌
状況
詞書「人におくれてなげきける人につかはしける」(人に先立たれて嘆いている人に贈った歌)。

解説

西行の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、151頁(コマ85)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日