新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1097番
忍ばじよ
忍ぶまいよ。石の間を伝って流れる谷川も、瀬をせき止めるからこそ、水かさが増したのだ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕和歌所の歌合で、「依忍増恋(忍ぶによりて増さる恋)」という題を。
忍ぶまいよ。石の間を伝って流れる谷川も、瀬をせき止めるからこそ、水かさが増したのだ。
意訳
もう忍ぶのはやめよう。石の間を伝って流れる谷川も、瀬をせき止めるからこそ水かさが増すのだ。忍べば忍ぶほど、恋心は募るばかりだ。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 藤原公継(ふじわらのきんつぐ) 1175–1227
藤原実定の子。左大臣に至った。徳大寺家を継いだ。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1097番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「和歌所の歌合に、依忍增戀といふことを」(和歌所の歌合で、「依忍増恋(忍ぶによりて増さる恋)」という題を)。
修辞
- 初句切れ
- 初句切れ。
解説
公継の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、200頁(コマ110)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日