古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1545番

思ひやれ

惟明親王(これあきらしんのう)

思いやってください。何を偲ぶというわけではないが、都が思い出される有明の月を。

作者
惟明親王
  1. 1長月ながつき長月ながつきながつきののの有明ありあけ有明ありあけありあけののの頃ころ頃ころころ、、、山里やまざと山里やまざとやまざとよりよりより式子内親王しよくしないしんわう式子内親王しよくしないしんわうしょくしないしんのうにおくれりけるにおくれりけるにおくれりける詞書
  2. 2思おも思おもおもひやれひやれいやれ初句
  3. 3何なに何なになにををを忍しの忍しのしのぶとぶとぶと二句
  4. 4なけれどもなけれどもなけれども三句
  5. 5都みやこ都みやこみやこおぼゆるおぼゆるおぼゆる四句
  6. 6有明ありあけ有明ありあけありあけののの月つき月つきつき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕九月の有明のころ、山里から式子内親王に贈った歌。

思いやってください。何を偲ぶというわけではないが、都が思い出される有明の月を。

意訳

察してください。何を偲ぶということもないのに、有明の月を見ていると都が恋しく思われるのです。

語釈・文法注

和歌

作者
惟明親王(これあきらしんのう) 1179–1221
高倉天皇の皇子で、後鳥羽院の兄。出家して聖円と号した。後鳥羽院の歌壇で正治百首などに出詠した。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1545番
歌体
短歌
状況
詞書「長月の有明の頃、山里より式子内親王におくれりける」(九月の有明のころ、山里から式子内親王に贈った歌)。

修辞

初句切れ
初句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

惟明親王の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、282頁(コマ151)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日