古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1892番

跡たれし

賀茂重保(かものしげやす)

跡を垂れた神に逢う日がなかったら、何に頼みをかけて過ごしただろう。

作者
賀茂重保
  1. 1みあれにみあれにみあれに參まゐ參まゐまいりてりてりて、、、社やしろ社やしろやしろののの司つかさ司つかさつかさおの〳〵おの〳〵おのおの葵あふひ葵あふひあおいをををかけゝるによめるかけゝるによめるかけけるによめる詞書
  2. 2跡あと跡あとあとたれしたれしたれし初句
  3. 3神かみ神かみかみにあふひのにあふひのにあおいの二句
  4. 4無な無ななかりせばかりせばかりせば三句
  5. 5何なに何なになにににに賴たの賴たのたのみみみををを四句
  6. 6かけてすぎましかけてすぎましかけてすぎまし結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕御阿礼に参って、社の司がそれぞれ葵をかけていたので詠んだ歌。

跡を垂れた神に逢う日がなかったら、何に頼みをかけて過ごしただろう。

意訳

この世に現れた神にお会いする今日の葵祭がなかったら、何を頼りに生きてきたことだろう。

語釈・文法注

あふひ
「逢ふ日」と「葵」を掛ける。
跡たれし
垂迹した。

和歌

作者
賀茂重保(かものしげやす) 1119–1191
賀茂別雷社の神主。『月詣和歌集』を撰んだ。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1892番
歌体
短歌
状況
詞書「みあれに參りて、社の司おの〳〵葵をかけゝるによめる」(御阿礼に参って、社の司がそれぞれ葵をかけていたので詠んだ歌)。

修辞

掛詞
「あふひ」に「逢ふ日」と「葵」。

解説

重保の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、349頁(コマ184)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日