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源氏物語
平安時代中期、紫式部が書いた54帖の長編物語を、帖ごと・場面ごとに原文で読みます。
第一部
帝と桐壷更衣の間に生まれた光源氏。その光源氏誕生から青年期の話です。
亡き母に似た藤壺との出会い、葵の上と結婚するも多くの女性たちと恋を重ねるストーリーが展開されます。
第二部
藤壺の姪である紫の上を妻として、栄華を満喫する光源氏。
しかし、次第に苦難や無情に向き合うことになり、憂愁な晩年の物語へと変貌していきます。
第三部
光源氏没後の世界を描いた、いわゆる「宇治十帖」を中心とする終盤の物語。
新しく、薫(柏木と女三宮の子)と匂宮(光源氏の孫)の2人が主人公となります。
管理人より
上記ダイジェストは、要点をかなりまとめて絞ったものとなっています。
紫式部の源氏物語は、人生の無常や切なさを表す「もののあはれ」が基調で、400字詰め原稿用で約2,500枚ほどもあり、文庫本で8~10冊分になります。現代語訳だと毎日1時間ペースで約1~2ヶ月、原文で注釈などを調べながらだと数ヶ月~1年以上かかることも珍しくありません。
一方、Audibleなどのオーディオブックを使うと聞き流しで済むので、まとまった読書時間が取れない人でも最後まで完走しやすくなります。全体の長さは約75時間、1.5~2倍速で聞けば約40時間ほどで終わります。
なお、源氏物語と対に取り上げられる清少納言の枕草子は趣があるものを愛でる「をかし」が基調で、400字詰め原稿用で約300枚前後ほどとなっています。
第1部の人物相関図
人物を押すと説明と関係が表示されます。背景をドラッグして移動、+−や2本指で拡大縮小できます。
つながりを文章で確認する
- 桐壺帝 ― 父 → 子 ― 光源氏
- 桐壺更衣 ― 母 → 子 ― 光源氏
- 桐壺帝 ― 父 → 子 ― 朱雀帝
- 桐壺帝 ― 帝と妃 ― 藤壺
- 光源氏 ― 密かな関係 ― 藤壺
- 光源氏 ― 親子 ― 冷泉帝
- 藤壺 ― 親子 ― 冷泉帝
- 光源氏 ― 夫婦・正妻 ― 葵の上
- 光源氏 ― 夫婦・正妻格 ― 紫の上
- 頭中将 ― 兄と妹 ― 葵の上
- 光源氏 ― 親子 ― 夕霧
- 葵の上 ― 親子 ― 夕霧
- 光源氏 ― 親子 ― 明石の姫君
- 明石の君 ― 親子 ― 明石の姫君
- 頭中将 ― 親子 ― 玉鬘
- 夕顔 ― 親子 ― 玉鬘
- 光源氏 ― 恋愛 ― 夕顔
- 光源氏 ― 一夜の契り ― 空蝉
- 光源氏 ― 恋愛 ― 六条御息所
- 光源氏 ― 妻 ― 末摘花
- 光源氏 ― 妻 ― 花散里
- 藤壺 ― 叔母と姪 ― 紫の上
- 光源氏 ― 恋愛・妻 ― 明石の君
- 光源氏 ― 友人・競争相手 ― 頭中将
冷泉帝は表向きには桐壺帝の皇子。明石の姫君は後の明石中宮。
女三宮の降嫁・柏木との密通は第二部。紫の上と葵の上は姉妹ではない。
関係を一覧図で確認する

第一部光源氏の誕生から栄華の頂点まで
- 第1帖桐壺きりつぼ
- 第2帖帚木ははきぎ
- 第3帖空蝉うつせみ
- 第4帖夕顔ゆうがお
- 第5帖若紫わかむらさき
- 第6帖末摘花すえつむはな
- 第7帖紅葉賀もみじのが
- 第8帖花宴はなのえん
- 第9帖葵あおい
- 第10帖賢木さかき
- 第11帖花散里はなちるさと
- 第12帖須磨すま
- 第13帖明石あかし
- 第14帖澪標みおつくし
- 第15帖蓬生よもぎう
- 第16帖関屋せきや
- 第17帖絵合えあわせ
- 第18帖松風まつかぜ
- 第19帖薄雲うすぐも
- 第20帖朝顔あさがお
- 第21帖少女おとめ
- 第22帖玉鬘たまかずら
- 第23帖初音はつね
- 第24帖胡蝶こちょう
- 第25帖蛍ほたる
- 第26帖常夏とこなつ
- 第27帖篝火かがりび
- 第28帖野分のわき
- 第29帖行幸みゆき
- 第30帖藤袴ふじばかま
- 第31帖真木柱まきばしら
- 第32帖梅枝うめがえ
- 第33帖藤裏葉ふじのうらば
第2部の人物相関図
人物を押すと説明と関係が表示されます。背景をドラッグして移動、+−や2本指で拡大縮小できます。
つながりを文章で確認する
- 朱雀院 ― 父 → 娘 ― 女三宮
- 光源氏 ― 夫婦・正妻 ― 女三宮
- 光源氏 ― 夫婦・正妻格 ― 紫の上
- 柏木 ― 密かな関係 ― 女三宮
- 柏木 ― 親子 ― 薫
- 女三宮 ― 親子 ― 薫
- 光源氏 ― 表向きの父 ― 薫
- 柏木 ― 夫婦・柏木は死去 ― 落葉宮
- 夕霧 ― のちに夫婦 ― 落葉宮
- 夕霧 ― 夫婦 ― 雲居雁
- 明石入道 ― 夫婦 ― 明石尼君
- 明石入道 ― 親子 ― 明石の君
- 明石尼君 ― 親子 ― 明石の君
- 光源氏 ― 親子 ― 明石中宮
- 明石の君 ― 親子 ― 明石中宮
- 光源氏 ― 親子 ― 夕霧
- 葵の上 ― 親子 ― 夕霧
- 夕霧 ― 夫婦 ― 藤典侍
- 今上帝 ― 親子 ― 匂宮
- 明石中宮 ― 親子 ― 匂宮
- 頭中将 ― 親子 ― 玉鬘
- 夕顔 ― 親子 ― 玉鬘
- 髭黒 ― 夫婦 ― 玉鬘
- 髭黒 ― 親子 ― 真木柱
- 前の北の方 ― 親子 ― 真木柱
- 光源氏 ― 夫婦 ― 明石の君
- 朱雀院 ― 父 → 娘 ― 落葉宮
- 頭中将 ― 父 → 子 ― 柏木
明石の君と明石中宮は母娘で、別人。落葉宮は朱雀院の第二皇女。
柏木は夕霧・玉鬘・髭黒の父ではない。薫の実父と表向きの父を区別する。
関係を一覧図で確認する

第二部光源氏の晩年と紫の上の死
第3部の人物相関図
人物を押すと説明と関係が表示されます。背景をドラッグして移動、+−や2本指で拡大縮小できます。
つながりを文章で確認する
- 柏木 ― 実父 → 子 ― 薫
- 女三宮 ― 実母 → 子 ― 薫
- 光源氏 ― 表向きの父 ― 薫
- 光源氏 ― 親子 ― 明石中宮
- 明石の君 ― 親子 ― 明石中宮
- 今上帝 ― 親子 ― 匂宮
- 明石中宮 ― 親子 ― 匂宮
- 薫 ― 友人・恋の競争相手 ― 匂宮
- 八の宮 ― 親子 ― 大君
- 八の宮 ― 親子 ― 中の君
- 北の方 ― 親子 ― 大君
- 北の方 ― 親子 ― 中の君
- 八の宮 ― 親子 ― 浮舟
- 中将の君 ― 親子 ― 浮舟
- 大君 ― 異母姉と妹 ― 浮舟
- 中の君 ― 異母姉と妹 ― 浮舟
- 薫 ― 求愛(結ばれず) ― 大君
- 匂宮 ― 夫婦 ― 中の君
- 薫 ― 大君の死後に思慕 ― 中の君
- 薫 ― 男女の関係 ― 浮舟
- 匂宮 ― 密かな関係 ― 浮舟
- 横川の僧都 ― 救護・出家の導き ― 浮舟
- 薫 ― 夫婦 ― 女二宮
- 匂宮 ― 夫婦 ― 六の君
- 夕霧 ― 親子 ― 六の君
- 藤典侍 ― 親子 ― 六の君
- 今上帝 ― 父 → 娘 ― 女二宮
- 光源氏 ― 異母兄と弟 ― 八の宮
女二宮は今上帝の皇女。薫と匂宮は表向きには叔父と甥。浮舟は八の宮に認知されていない。
第45帖「橋姫」〜第54帖「夢浮橋」が宇治十帖。大君・中の君は同母姉妹。
関係を一覧図で確認する

第三部光源氏の死後、薫と匂宮の物語(橋姫以下は宇治十帖)
このページの本文について
原文は、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』物語部(明治36年)を底本とし、塚本哲三編『源氏物語』(有朋堂文庫、昭和7年)で校合しています。いずれも江戸時代に広く読まれた『湖月抄』の系統の本文で、現在の教科書や注釈書が多く用いる大島本系の本文とは、字句が異なる箇所があります。
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