古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 565番

冬の來て

祝部成茂(はふりべのなりもち)

冬が来て、山もあらわになるほど木の葉が散り、残る松までが峰で寂しく見える。

詞書
「春日社の歌合に、落葉といふことをよみて奉りし」(前の歌と同じ詞書)
作者
祝部成茂
  1. 1冬ふゆ冬ふゆふゆののの來き來ききててて初句
  2. 2山やま山やまやまもあらはにもあらはにもあらわに二句
  3. 3木こ木ここののの葉は葉ははふりふりふり三句
  4. 4殘のこ殘のこのこるるる松まつ松まつまつさへさへさえ四句
  5. 5峰みね峰みねみねにさびしきにさびしきにさびしき結句

引用の仕方

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現代語訳

冬が来て、山もあらわになるほど木の葉が散り、残る松までが峰で寂しく見える。

意訳

冬が来て、山肌が見えるほど木の葉が散ってしまった。散らずに残った松さえ、峰の上で寂しげに立っている。

語釈・文法注

あらはに
むき出しに。

和歌

作者
祝部成茂(はふりべのなりもち) 1180–1254
日吉社の禰宜。祝部成仲の孫。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・565番
歌体
短歌
状況
詞書「春日社の歌合に、落葉といふことをよみて奉りし」(春日社の歌合で、「落葉」という題を詠んで献上した歌)。

解説

成茂の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、99頁(コマ59)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日