古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1804番

轉寢は

崇徳院(すとくいん)

うたた寝は荻を吹く風に目が覚めるけれど、長い夢路は覚める時がない。

作者
崇德院御歌(崇徳院)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2轉寢うたたね轉寢うたたねうたたねははは初句
  3. 3荻をぎ荻をぎおぎふくふくふく風かぜ風かぜかぜににに二句
  4. 4驚おどろ驚おどろおどろけどけどけど三句
  5. 5長なが長ながながききき夢路ゆめぢ夢路ゆめぢゆめじぞぞぞ四句
  6. 6覺さ覺ささむるむるむる時とき時ときときなきなきなき結句

引用の仕方

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現代語訳

うたた寝は荻を吹く風に目が覚めるけれど、長い夢路は覚める時がない。

意訳

うたた寝なら荻に吹く風の音で目が覚めるが、迷いの世という長い夢からは、覚める時がない。

語釈・文法注

長き夢路
煩悩の迷いを夢にたとえる。

和歌

作者
崇徳院(すとくいん) 1119–1164
第七十五代天皇。保元の乱(1156)に敗れて讃岐に配流され、その地で没した。和歌を好み、『久安百首』を詠進させ、六番目の勅撰集『詞花和歌集』の撰集を命じた。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1804番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

崇徳院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、332頁(コマ176)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日