古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 462番

我宿の

大伴家持(おおとものやかもち)

わが家の尾花の穂先に白露が置いた日から、秋風も吹きはじめた。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
中納言家持(大伴家持)
  1. 1我宿わがやど我宿わがやどわがやどののの初句
  2. 2尾花をばな尾花をばなおばなががが末すゑ末すゑすえののの二句
  3. 3白露しらつゆ白露しらつゆしらつゆののの三句
  4. 4おきしおきしおきし日ひ日ひひよりぞよりぞよりぞ四句
  5. 5秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜももも吹ふ吹ふふくくく結句

引用の仕方

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現代語訳

わが家の尾花の穂先に白露が置いた日から、秋風も吹きはじめた。

意訳

わが家の庭の薄の穂先に白露が置いたその日から、秋風も吹くようになった。

語釈・文法注

尾花
薄の穂。

和歌

作者
大伴家持(おおとものやかもち) 718?–785
大伴旅人の子。越中守などを経て中納言に至った。『万葉集』の編纂に深く関わったとされ、同集に最も多くの歌を残す。繊細で抒情的な歌風で知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・462番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

家持の歌として伝わる。底本は第二句を「尾花が末の」とするが、「尾花が末に」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、81頁(コマ50)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日