古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1891番

君をいのる

慈円(じえん)

君を祈る心の色を人が問うたら、糺の宮の朱の玉垣だと答えよう。

作者
前大僧正慈圓(慈円)
  1. 1十首じつしゆ十首じつしゆじっしゅののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせののの中なか中なかなかににに、、、神祇じんぎ神祇じんぎじんぎをををよめるよめるよめる詞書
  2. 2君きみ君きみきみをををいのるいのるいのる初句
  3. 3心こころ心こころこころののの色いろ色いろいろををを二句
  4. 4人ひと人ひとひと問と問ととはゞはゞわば三句
  5. 5たゞすのたゞすのただすの宮みや宮みやみやののの四句
  6. 6朱あけ朱あけあけののの玉たま玉たまたま垣がき垣がきがき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕十首の歌合の中で、神祇を詠んだ歌。

君を祈る心の色を人が問うたら、糺の宮の朱の玉垣だと答えよう。

意訳

わが君を祈る心はどんな色かと人に聞かれたら、糺の宮の朱色の玉垣のように明らかだと答えよう。

語釈・文法注

ただす
「糺す」と「糺の宮(下鴨神社)」を掛ける。

和歌

作者
慈円(じえん) 1155–1225
関白藤原忠通の子で、九条兼実の弟、良経の叔父。天台座主を四度務めた。歴史書『愚管抄』を著した。率直で多彩な歌風で、『新古今和歌集』に西行に次ぐ九十二首が入る。家集に『拾玉集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1891番
歌体
短歌
状況
詞書「十首の歌合の中に、神祇をよめる」(十首の歌合の中で、神祇を詠んだ歌)。

修辞

字余り
初句。
体言止め
体言止め。

解説

慈円の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、349頁(コマ184)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日