古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 962番

岩が根の

藤原有家(ふじわらのありいえ)

岩の根もとの床に、嵐を片敷いて、ひとりで寝るのだろうか、小夜の中山で。

作者
有家朝臣(藤原有家)
  1. 1石淸水いはしみづ石淸水いはしみづいわしみずののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに、、、旅宿嵐りよしゆくのあらし旅宿嵐りよしゆくのあらしりょしゅくのあらしといふことといふことということををを詞書
  2. 2岩いは岩いはいわががが根ね根ねねののの初句
  3. 3床とこ床とことこににに嵐あらし嵐あらしあらしををを二句
  4. 4かたしきてかたしきてかたしきて三句
  5. 5獨ひとり獨ひとりひとりややや寢ね寢ねねなむなむなむ四句
  6. 6小夜さよ小夜さよさよののの中山なかやま中山なかやまなかやま結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕石清水の歌合で、「旅宿嵐(旅宿の嵐)」という題を。

岩の根もとの床に、嵐を片敷いて、ひとりで寝るのだろうか、小夜の中山で。

意訳

小夜の中山で、岩を床とし、吹きつける嵐を衣の代わりに片敷いて、ひとりで寝ることになるのだろうか。

語釈・文法注

岩が根
大きな岩。

和歌

作者
藤原有家(ふじわらのありいえ) 1155–1216
藤原重家の子で、六条藤家の歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。大蔵卿に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・962番
歌体
短歌
状況
詞書「石淸水の歌合に、旅宿嵐といふことを」(石清水の歌合で、「旅宿嵐(旅宿の嵐)」という題を)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

有家の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、175〜176頁(コマ97)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日